HARITORN AKARAPAT 写真集|SCULPTURE
Haritorn Akarapat(ハリトーン・アカラパット)
1961年 タイ・バンコク出身
名高い彫刻家のHaritorn Akarapat(ハリトーン・アカラパット)は、仏教思想への結びつけと並行して、時間というコンセプトに熱い関心を求める。タイの名門、シラパコーン大学の卒業生であるAkarapatは、青銅の彫刻において緑青に用いる一風変わった手法を開発した。鮮やかな色が使われ、粘土の鋳型からは世俗的で形成的な側面がほとんど取り除かれている。仏教教育で育ったAkarapatが形にするのは、時間に関する事象である。粘土と青銅を用いた様々な手法により、彫刻の異なる生を隠喩として輪廻を表現する。時に、Akarapatの液体と火を用いる製法からは、礼拝の儀式との関連性を見出すことができる。腐食が持つ感覚が、洞察への道筋となり、本質的に智慧を導く道筋となる。
判型 240 × 230 mm
頁数 148頁
製本 ソフトカバー
発行年 2009
言語 英語、タイ語
エディター Myrtille Tibayrenc
著者 Myrtille Tibayrenc, Julien Lombard, Brian Curtin